〈建築知識〉サッシの材質による種類について
- Staff blog
こんにちは、監理設計の柏嵜です。
今回は、サッシの素材の種類について簡単に説明したいと思います。
サッシの素材はアルミ、樹脂、木があり、それを複合したものもあります。
・アルミサッシ
メリット・・・・強度があり、耐候性・防火性に優れる
アルミ自体は軽量で、変形や変色がしにくい
デメリット・・・金属の為、熱が伝わりやすい
・樹脂製サッシ(北海道や東北地方で利用が多い)
メリット・・・・樹脂は熱が伝わりにくいので結露の発生が少ない
腐食しにくい
加工や着色がしやすい
デメリット・・・アルミより外部からの衝撃に弱い
強度が弱いので枠が太めになる
・木製サッシ(部分的に金属が使われている)
メリット・・・・木は樹脂と同じように熱が伝わりにくいので結露の発生が少ない
アルミや樹脂と違い、質感、風合いがある
デメリット・・・木の特性上、塗装の劣化や腐食しやすいのでメンテナンスが必要
コストが高い
・複合サッシ(アルミや樹脂・木などの異なる素材を組合わせたもので最近は採用が支流となる)
メリット・・・・外部にアルミを使い室内側に樹脂や木を使いアルミサッシのデメリットを補う
デメリット・・・樹脂製サッシ、木製サッシより断熱性は劣る
アルミサッシよりコストが高い
価格の比較をしますと 木製サッシ→樹脂サッシ→アルミ樹脂複合サッシ→アルミサッシ の順に価格は安くなります。
断熱性は、アルミサッシ→アルミ樹脂複合サッシ→樹脂サッシ・木製サッシの順に高くなります。