〈建築知識〉タイルについて
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こんにちは、監理設計の柏嵜です。
今回は、タイルについて簡単に説明します。
現在のタイルの区分は、吸水率・釉薬有無・成形方法に区分されています。
[1]タイルの吸水率による分類
①Ⅰ類(吸水率3%以下) 以前の概ね磁器質(吸水率1%以下)に該当
②Ⅱ類(吸水率10%以下) 以前の概ねせっ器質(吸水率5%以下)に該当
③Ⅲ類(吸水率50%以下)陶器質 以前の概ね陶器質(吸水率22%以下)に該当
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの吸水率は強制吸水率(真空法または煮沸法)であり、以前のものは、焼く温度、吸水率によ り、磁器質・せっ器質・陶器質に分けられていて、吸水率は自然吸水率です。
[2]釉薬の有無による分類
・施釉タイル
タイル表面に釉をかけたもの
表面に光沢があり、汚れが付きにくい
・無釉タイル
釉をかけてないもの
素材の持ち味を生かした落ち着いた雰囲気
[3]成形方法による分類
・プレス成形
粉状の材料を高圧プレス機で所定の形に成形したもの
・押出成形
含水率の高い素材を押出成形機により押出して、所定の形状・寸法に切断成形したもの
以上のように分類されています。