新築住宅の購入にかかる費用③ー住宅購入に年齢は関係あるの?
- Column
こんにちは。
栃木建築社 お客様窓口です。
これまでの2つのコラムで、お家づくりの費用に関わるアレコレをご説明しました。
実は、その他にもよくお問合せいただく「気になる問題」があるんです…。
それは何かというと・・・
「お家を購入する年齢」です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
住宅購入に年齢は関係あるの?
20代~30代前半のお客様から、
「今の自分の年齢じゃ新築購入は難しそうだと思うんです…」
と、お気持ちを教えていただくことがございます。
突然ですが、国土交通省が調査したデータ(H30年度の数字)を見てみましょう。
【注文住宅(新築)の世帯主の年齢(一次取得)】
※一次取得とは初めて住宅を取得した世帯の事です
1位 30歳代・・・45.1%
2位 40歳代・・・24.2%
3位 30歳未満・・・12.9%
60歳代以上が8.9%、50歳代が8.8% …と続きます。
1位から3位までの世代が、全体の8割を占めていること、
つまり、「新築を購入される方の多くが40歳以下」ということが分かります。
30代から40代にかけては、
育児面では子育てが少し落ち着いてきたり、お仕事面でも昇格・昇給により収入アップしたり…と、
家計の見通しを立てやすくなっている方が多い頃合い。
そういったタイミングでお家づくりを検討する方が多いのかもしれないですね。
もちろんそれ以外にも、
・子供の成長に伴って、それぞれのお部屋を作ってあげたい
・子供が生まれて周りを気にせずに子育てがしたい
・家賃を払うのなら住宅をいっそ購入したい
・同世代友人知人が住宅を購入し始めている
など様々な理由があるかと思います。
20代で住宅購入は出来る?
結論から言うと、
「可能」です!
新築を購入されている方の多くが30代~40代ですが、
20代で住宅を購入してはいけない…、そんなルールはありません!
ただし、若いうちに新築購入することによるメリット・デメリットはあります。
ポイントを押さえたうえで早めに計画を進めておくと、自分のため・家族のためになりそうですね!
一緒に確認してみましょう。
メリットその1は
月あたりの返済額が抑えられ、余裕を持って返済することが可能になります。
また、若い時にローンを組む=完済時の年齢も若くなる こともポイント。
定年退職が65歳だとすると、完済してから5年は働くことが出来るので、
それまでローン返済に充てていたお金を貯蓄に回すことも出来ますね!
また、返済額は若い時の収入から設定されるので、年齢や経験を積むことで収入が上がった場合、
当然のことながら、家賃は、払い続けても戻ってくることはありません。
でも住宅購入を購入すれば、お金は払い続けなければなりませんが、「資産」としてお家が残ります!
たとえば6万円の家賃を25歳の時から60歳まで払い続けたとします。
60,000円 × 420回(12か月×35年間) = 25,200,000円
…。
どうでしょうか?この数字を見たとき、
「どうせこれだけの金額を払うのならば、住宅を買ってしまった方がいいのでは・・・?」
と思ってしまったのは私だけではないはずです!
また、若い世代の方に限らずではありますが、子供が生まれると、夜泣きの声や、遊んで走り回る時の足音など、ご近所さんに気を遣うこともしばしば。
それらを気にせずに親子でのびのび過ごせるのがマイホームの良いところです。
賃貸住宅ではなかなか出来ない、バーベキューやプール遊び、お庭があればお庭でキャンプなど、お家で楽しめることも増やせそうです!
デメリットも知っておきましょう!
「メリットだらけだ!早速購入検討しよう!」
ちょっと待ってください!!!先にお伝えした通り、若くして新築購入するデメリットもあるんです。
自分に置き換えながら、デメリットもしっかり押さえていきましょう。
人生において、いつ何が起こるのかを予測するのは難しく、
特に20代は、まだ不確定要素が多いのも事実・・・。
結婚・出産はもちろん、転勤や転職、また、離婚や死別、ご自身の病気など、嬉しいことも・嬉しくないことも起こる可能性はあります。
また、年齢とともに価値観が変化することもあるかもしれません。
若いうちは刺激の多い都市部が良いと思っていても、
シニア世代になったら郊外や農村地帯での暮らしに憧れる方もいますし、
逆に老後こそ便利な都市部で暮らしたいという方もいます。
「〇〇で新築住宅を購入したい、ここに住み続けたい!」
今はそう考えていても、果たして、10年後、20年後も同じ気持ちでしょうか?
「本当に今の年齢で新築を購入してもいいんだろうか…」
若ければ若いほど、不安に思う気持ちは大きくなるのではないでしょうか。
ただ、お家は一度建てたら「資産」になります。
若い時から貯蓄をしたり、
お家を建てたら定期的にメンテナンスして、資産の価値を出来るだけ下げないようにすること。
子供達が巣立った後に家を売却したり借地として活用し、その資金を元手にご夫婦で住めるだけの小さなお家を建てられる方もいらっしゃいます。
有事が起きた時に備えられるように早めに準備を進めれば、デメリットの対策はできるかもしれないですね。
20代の住宅購入は一般的なケースに比べると早めですが、若いうちに購入するメリットもたくさんあるので、早すぎるという事はないと思います。
一番大切なのは、
「ライフスタイルを意識した無理のない資金計画」
をたてること。これは、どの年代にも共通するポイントです。
土地のご相談や、ライフプランを交えた資金計画も随時受付しております。
先日のコラムでご紹介させていただいたように、ファイナンシャルプランナーとのご相談も無料で承っております。
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こちらのコラムは、今後も不定期にて更新予定!
皆様のお家づくりの不安が少しでも解消されれば幸いです!是非ご覧くださいませ☆