〈建築知識〉フローリングの種類について
- Staff blog
こんにちは、監理設計の柏嵜です。
今回は、住宅で広く使われているフローリングの種類について簡単に説明したいと思います。
フローリングは、大まかに分けると複合タイプと無垢タイプになります。
※複合タイプ(基材の合板等に表面仕上げ材を貼ったもの)
・表面に突板(0.5㎜前後に天然木をスライスしたもの)を貼ったもの
(シートを貼ったものより平均高くなりますが、手ごろな価格帯のものもあります)
挽板を貼ったものには及びませんが木の良さが感じられます。
・表面に挽板(天然木を2㎜前後の厚さに鋸などで挽いたもの)を貼ったもの
(グレードの高い部類になります)
無垢タイプに劣らない木の良さを感じる事が出来ます。無垢タイプの湿度変化による欠点が少なく
なります。
・表面にシート(オレフィンなどの樹脂や紙などに木目模様などを印刷したシート)貼ったもの
(全体的に手ごろな価格帯の商品が多いです)
印刷したシートですのでいろいろなデザインの中からチョイスできます。
以上のように複合フローリングには3つのタイプがあります。
※無垢タイプ
・天然木で板状に加工(裏面に反り防止加工を施したものが多い)したもの
(樹種にもよりますが平均してグレードの高い部類になります)
木のぬくもり、経年変化による味わい深さがあります。
湿度変化によるジョイント部分の隙や突上げ、反り割れが、生じる事がありますので無垢材の性質
を理解した上でお使いください。