〈建築知識〉窓ガラスの種類について
- Staff blog
こんにちは、監理設計の柏嵜です。
今回は、窓に使われているガラスの種類について
簡単に説明したいと思います。
一般的なガラス
①フロートガラス
透明なガラスで平滑でひずみのないガラスです。
②型板ガラス
ガラスの片面に型の模様をつけたもの
外から見られたくないトイレや浴室などに使われています。
③網入ガラス
金属の網がガラスに入ったもので、一般ガラスと比べると
火災時に強く、破損時の脱落や飛散がのしにくいのが特徴です。
④すりガラス
ガラスの片面を珪砂などですり加工したもので、不透明となります。
⑤強化ガラス(安全ガラス)
フロートガラスを熱処理したもの。3~5倍の強度があり割れにくい、
割れると粒状に割れるので安全度が高い
⑥合わせガラス
2枚以上のフロートガラスの間に特殊フィルムを挟み込んで圧着したもので
挟んだフィルムの効果で割れても脱落せず、防犯ガラス、防音ガラス、
防災ガラスなどがあります。
⑦熱線反射・熱線吸収ガラス
熱線吸収ガラスは原料に金属を加え着色したガラス、熱線反射ガラスは表面に
金属酸化物を焼き付けしたガラスでハーフミラー効果で外部から見えにくく
なります。
⑧複層ガラス
2枚のガラスの間に乾燥空気、アルゴンガスなどの層を作り断熱性能を高めたガラスです。
⑨Low-Eガラス
ガラスの表面に金属膜をコーティングすることで、遠赤外線を反射するようにしたガラス。
⑩防火ガラス
耐熱強化ガラスで網入ガラスの替わりに使われます。