大切な資産を守る「ポートフォリオ戦略」とは?
- Staff blog
こんにちは、小柴です!
ポートフォリオとは、証券用語辞典を引くと“Portfolio 資産管理”と出ています。
ひとりひとりの資産家が、現在持っている金融財産をトータルで指す言葉です。
資産タイプには、日本株式、日本債券、海外株式、海外債券、不動産関連などがあり、それぞれに変動する
要因が異なります。これらの資産を価格変動の大きさ(リスク度合い)を考えながら、戦略的に組み合わせ方
を変えて、リスクの度合いを調整していきましょう、というのが「ポートフォリオ戦略」です。
ここでは不動産投資における「ポートフォリオ(分散投資)」にスポットを当ててお話します。
投資対象を分散することでリスク管理を行う方法は、不動産投資にも当てはまります。不動産投資における
ポートフォリオについては、主に次の6つが考えられます。
①物件用途:店舗・事務所などの用途は、住居系(レジデンシャル)用途と比較し景気に左右されやすい
ため、住居系用途を組み合わせ、安定収益を構築することが有効です。
②構造:木造か鉄筋コンクリート造(RC造)のような構造別による組み合わせにより、節税対策をはじめ、
解体時期をずらす効果も考えられます。
③間取り:単身者用とファミリー用などの間取りによる入居者層を組み合わせることにより、賃貸ニーズなど
周辺環境の変化に対するリスク分散に対応することができます。
④地域:地震などの災害対策や、大学や大規模工場などの撤退・移転リスクなど、地域特有の賃貸ニーズや
需要を分散する目的にも有効です。
⑤築年数:「修繕」「減価償却期間」「家賃下落」「空室」の時期をずらすことに有効です。
⑥取得のタイミング:築年数と同様のリスク分散が考えられますが、それ以外にも、債務が膨らんで物件を
増やすのではなく、債務とのバランスを見ながら資産を増やす効果もあります。
よく資産運用において「卵は一つのカゴに盛るな」と言われるのは、カゴを落として全部の卵が割れて
しまうことを防ぐために、複数のカゴに盛りましょう…ということです。