〈暮らしの知識〉梅干しづくり
- Staff blog
こんにちわ!設計の田村です。
やーっと梅雨が明けましたね。
鹿沼の山里に嫁いで6年
梅の土用干し風景もだいぶ見慣れました。
梅の土用干しとは・・・
梅雨が明けてから晴れの日が3日程度続く時を見計らい
6月に収穫し塩漬けしておいた梅を日干しにして
「梅干し」にすること
今年はコロナの影響で在宅勤務期間なこともあり、
「家の事」に目を向ける時間が長くなったおかげで
例年よりも関心を持ちながら家族の梅仕事を見ていました。
そこで改めて気づいたことは、
梅干し作りに使う材料にはひとつも無駄が出ないということです。
材料は最後に3つの食材になります。
①梅を塩付けにしたときに出てくるエキスは「梅酢」といって
みょうがや大根やらっきょの漬物の元になります。
殺菌効果もあるので自然由来の殺菌スプレーにもなります。
今の時期ありがたい話ですね。
②梅の色付けに使用した赤紫蘇も捨てずに一緒に乾燥させて
細かく砕くとふりかけの「ゆかり」になります。
お弁当に色を添えてくれるやつです。
③最後はメインの「梅干し」です。
状態が良ければ100年(!)以上保存可能な日本の伝統食材です。
古くは平安時代から食されてきた「梅干し」
手間暇かけてでも作る理由は、高い栄養価や効能はもちろんのこと
その工程の無駄のなさが、日本人に愛される理由かなと思いました。
さて!できたての梅干しで夏バテを吹き飛ばして
私も梅に負けないくらい無駄のないお仕事しますか(^^)